表面検査装置(Cyano&High-Res)
各検査装置の位置関係
その他検査装置
表面検査装置(床材)、ピンホール検査装置 など
表面検査装置とは?
サンプル表面の欠点をリアルタイムに自動検査する画像システムです。
High-ResとCyanoの違い
項目 | High Res-S (従来型) | Cyano (次世代型) | |
---|---|---|---|
カメラ | ピクセル数 | 4,000pix | 4,000pix |
データレート | 80MHz | 80MHz | |
カメラ台数 | ~8台(4台×2系列) | ~32台(8台×4系列) | |
照明 | 光源 | 白色LED:60,000lx~240,000lx | 白色LED:60,000lx~240,000lx |
検査能力 | 流れ方向分解能 |
|
0.1mm/min (~171m/min) 高速 流れ方向の処理速度向上 |
判定能力 | 特徴量 | 9種類 |
26種類
高精度 細かな特徴量設定により |
従来型で不可能だった欠点名称の分類も、次世代型Cyanoなら可能になります。
CyanoとHigh-Resの弁別一例
High Res-S (従来型)
検出結果:明欠点(異物)
2値化処理により、明欠点と暗欠点を個別に捉えるので欠点を異物としか判断することができません。
- 外接幅=1.0
- 外接長さ=0.7
- 明面積=0.83
- 明ピーク値=127
- 縦横比=0.70
Cyano (次世代型)
検出結果:打痕(欠点種)
3値化処理により、明欠点と暗欠点の両方を捉えることができるので、設定した特徴量をもとに、本画像を打痕として判別することが可能です。
- 外接幅=11
- 外接長さ=15
- 明面積=75
- 暗面積=35
- 明ピーク値=123
- 暗ピーク値=37
- 明平均濃度=82.07
- 暗平均濃度=33.14
- 縦横比=0.73
- 明面積占有率=0.45
- 暗面積占有率=0.21
- 最大切片幅=9
- 最大切片長さ=15
- 全周囲長=55.66
- 外周囲長=55.66
- 円形度=0.45
- 長径=14
- 短径=10
画像検査システム装置
ヒューテック・オリジンは鋼板検査からカラー合板検査、ピンホール検出、
穴あき検査などお客様のサイズや加工ライン、欠点の種類に合わせて
さまざまな検査装置をご提案いたします。
金属表面検査判定装置 High Res-S
新技術をベースにし下記検査が可能です
新技術
電磁鋼板表面検査 穴あき、きらきら検出
通常の押しキズ、線キズなどを検出するとともに、穴あき欠点判定、電磁鋼板表面に発生するきらきら検出が可能。
穴あき検出方法
表面検査部分へ穴あき検査用LED照明を追加し、透過式による穴あき検査と画像処理による穴あき欠点判別機能により、穴あき欠点を確実に検出、判別できます。
キラキラ検出
電磁鋼板表面に発生する、明るく光る点状の集合欠点に対し、明欠点判定により1個単位で検出します。
指定エリア内に指定した個数以上の点状欠点が発生した場合、密集欠点として異常状態として判定
システムイメージ
表面検査
1 ) 表面検査装置【母材】
2 ) 表面検査装置【スリット状】
3 ) 表面検査装置【シート状】
表裏面同時検査
1 ) 表裏面同時検査装置【母材】
2 ) 表裏面同時検査装置【スリット状】
3 ) 表裏面同時検査装置【シート状】
仕様(検査幅1400mmの場合)
幅分解能 | カメラ1ch 視野幅÷4000pix 例)カメラ1 台当たりの視野幅700mm の場合 幅分解能=700÷4000pix=0.175mm/pix |
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流れ分解能 | 0.4mm(ラインスピード200m/min 時) |
検出欠点の種類(例) | (1) カキキズ (2) ロールキズ (3) 押疵 (4) ヘゲ (5)トモズレ (6) 色ヌケ (7) 異物混入(8) 線状不塗装 (9) メッキ不良 (10) ヨゴレ 等々。 |
被検査材 | 冷延鋼板・表面処理鋼板・コイル(冷延・酸洗) アルミ・ステンレス等 |
被検査材(長さ) | Max99999m(母材検査・スリット検査時) |
被検査材(シート長さ) | Max10000mm(シート検査時) |